初代リクルートキャリア社長 新たな一歩を踏み出す「意志ある若者」を育てる
水谷 智之
仕事やキャリアを考えるうえで、「Will(やりたいこと)」「Can(できること)」「Must(やるべきこと)」の3つで整理するフレームワークがあります。学校教育は「Can(できること)」を増やすことが中心ですし、社会に出てからは「Must(やるべきこと)」が山ほど降ってきます。しかし「Can」や「Must」が社会に溢れる一方で、「Will(やりたいこと)」を育む機会はほとんどありません。かつての右肩上がりの時代には、「Can」や「Must」を磨いてマニュアル通りにこなせれば“優等生”とされてきました。正解が見えづらい時代において、今後はそれだけでは通用せず、自らの「Will」を育み、勝算が見えなくても第一歩を踏み出せる力が不可欠です。
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