資格取得を学習の動機づけに用いてオンライン動画と講座で金融教育を提供

学校ではほとんど習わないため、多くの人が身に付けぬまま大人になる金融リテラシー。物価上昇、増税、年金減額と、お金をめぐる生活環境が厳しくなる中、金融リテラシーの必要性はかつてなく高まっている。このような背景から、本多遼太朗氏は人気YouTubeチャンネル「ほんださんFPチャンネル」とオンライン講座「FPキャンプ」を通じて、大人や学生にお金に関する学び(直し)を提供している。

誰もが大人になってから学ぶ
金融リテラシー

本多 遼太朗

本多 遼太朗


株式会社スクエアワークス 代表取締役社長
1994年、埼玉県生まれ。2017年、東京大学工学部都市工学科卒業。24歳で1級ファイナンシャル・プランニング技能士を独学で取得。日本における金融リテラシーに課題を感じ、2021年4月、YouTubeに動画チャンネル「ほんださんFPチャンネル」を開設。2023年4月、株式会社スクエアワークスを設立し、同年7月オンライン講座「FPキャンプ」の提供を開始、現在に至る。FP技能士以外にも、社会保険労務士や宅地建物取引士、DCプランナー1級など多数の難関資格を合格・保有する。

お金と、それを取り巻く税、年金、保険、ローン、運用、相続など各種の仕組み。これらにまつわる知識は、(賢く)生きていくためには不可欠のものであるが、学校において習うことはほとんどない。

小学校で2020年度、中学校で2021年度、高校で2022年度に施行された新学習指導要領は、家庭科において金融教育を行うことを義務付けているが、1週間に2時間程度の家庭科の授業数回を9年間受けたところで、学べることは限られている。

このため、ほとんどの人がお金の知識を身に付けぬまま大人になり、なぜなのかを正しく理解することなく、決まりだからという理由で、あるいは周りもそうしているからという理由で、言われるがままに税金や年金保険料を支払っている。

このような金融リテラシーの欠如は、…

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