事務スタッフからCADオペレーターへ! 学び直しによるキャリアチェンジ

この1年で一気に普及した「リスキリング」という考え。しかし、実際にリスキリングに取り組み、キャリアチェンジやキャリアアップに成功した事例はまだ多くない。今回は、就業先の支援で職種の転換を果たした例を紹介する。

リスキリングで
キャリアチェンジに挑戦

モバイル、コールセンター、保育、介護、建設、物流・製造といった生活インフラを支える業界に対して総合人材サービスを展開するライクスタッフィング株式会社。現在、国を挙げてDX人材の育成・確保を目的とする育成プラットフォームの構築が推進されているが、同社はこうした社会人の学び直し『リスキリング』を積極的に行っていることで注目を集めている。

日本ではコア人材の高齢化により、人手不足などの問題を抱える業界が後を絶たない。建築業界も例外ではなく、リスキリングによって非IT人材をDX人材化することが問題解決の鍵になるとされている。ライクスタッフィングには異業種から建築系DX人材に転身したスタッフが多い。

事務職からBIM・CADオペレーターへのキャリアチェンジを果たした今回の事例。リスキリングは自分の新たな可能性に気づくことでもある(イメージ画像)

事務職からBIM・CADオペレーターへのキャリアチェンジを果たした今回の事例。リスキリングは自分の新たな可能性に気づくことでもある(イメージ画像)

photo by sabthai / Adobe Stock

その一人である山本夏海氏は、接客業等を経て2018年に派遣社員として同社に入社した。当初はコールセンターの事務職に従事していたが、派遣契約の期限が近くなった折に、設計・建築関連の専門知識を要する『BIM・CADオペレーター』を目指したリスキリングを提案された。

「通常、3年の派遣契約期間終了後は、…

(※全文:2100文字 画像:あり)

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