旭化成×スクー、社員の「終身成長」を支える仕組みと場づくり
社員の「終身成長」をキーワードに人材育成に注力する化学大手の旭化成。同社ではこのたび、社内の学びのプラットフォーム「CLAP」に、Schooの学習コンテンツを導入。そのねらいと、「終身成長」で目指すビジョンについて聞いた。
挑戦と創造を促す
「終身成長」
三木 祐史
犬飼 洋平
創業100年を超え、4万人あまりの社員を擁する総合化学メーカーの旭化成。その事業領域は高機能素材などのマテリアルをはじめ、住宅、ヘルスケアと多岐にわたる。そんな同社は昨今、人的資本経営の重要性が高まる中、2022年春に発表した新中期経営計画内で、人財戦略として『終身成長』なるコンセプトを打ち出した。『終身成長』とは、社員一人ひとりが自分の人生の目的をもち、自律的にキャリアを考えて成長し続けることを企業が支援するものだ。コンセプトが生まれた背景について、旭化成人事部人財・組織開発室課長の三木氏は次のように説明する。
「当社は創業以来、時代のニーズに合わせて事業ポートフォリオを変革し、多角化を図ることで成長を続けてきました。しかし、安定的な経営が続く一方で、当社の成長を支えてきた精神が薄れつつあるとの問題意識も感じていました。現中期経営計画の策定に際し、新たな価値創造に必要なことを社内で検討した結果、…
(※全文:2052文字 画像:あり)
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