日立アカデミーのDXリテラシー研修 知識習得だけでなく実践・実装を支援

DXの加速を背景に高まるデジタル領域のリスキリングへの関心。日立グループでは、全社的な施策としてグループ企業の社員全員を対象にDXの基礎教育を実施する。グループの人財育成を担う日立アカデミーに、取り組みの詳細を聞いた。

基礎スキルだけでなく
変化を起こすマインドも育成

田中 貴博

田中 貴博

株式会社日立アカデミー 研修開発本部
L&D第一部 部長
日立グループの社内認定制度に連動したデータサイエンティスト認定講座、デジタル事業・サービスの事業化検討ワークショップの企画・運営などを担当。現在は、DX関連の研修・サービス事業の統括責任者として、DX事業へのコーポレート・トランスフォーメーションをめざし、本社施策と連動した人財育成に取り組んでいる。

2019年、日立グループの人財育成を担う3機関が統合し誕生した日立アカデミー。グループの人財育成を担うほか、その知見やノウハウを活かした研修サービスを他社へも提供。年間受講者はのべ約14万人に上る。

2015年のSDGs採択以降、社会イノベーション事業へと舵を切ってきた日立グループでは、事業推進の要となるデジタルへの対応力強化へ向け、早くからデジタル人財の育成に力を入れてきた。

日立アカデミーの田中貴博氏は「最初は、事業シフトに伴うフロント系の人財強化とデジタル事業推進のためのプロフェッショナル人財の育成からスタートしました。その後、すべての人に必要という観点で、全社員を対象としたデジタルリテラシー教育へとシフトしてきています」と…

(※全文:1930文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。