ITエンジニアを半年でゼロから育成

近年DXの必要から、IT企業だけでなくユーザー企業もデジタル人材を求めるようになっており、 ITエンジニアの需要がかつてなく高まっている。一方、供給はそれに追いついておらず、 深刻な人材不足が生じている。株式会社LiNew が提供する「educure」は、 社内人材を短期間でITエンジニアに育てることで、この課題に取り組んでいる。

現場で通用するITエンジニアを
6か月でゼロから育成

西本 弘昌

西本 弘昌

株式会社LiNew 代表取締役CEO
1990年、神奈川県生まれ。大学中退後、ベンチャー企業に就職し、飲食店へのWi-Fi端末設置の訪問営業に従事。その後、人材派遣企業の派遣スタッフとして働く。そのとき出会った井上陽介と2014年、訪問販売営業の会社を立ち上げる。20代で5つの事業立ち上げを経験し、うち1社をM&A。2019年、井上と株式会社LiNewを設立、代表取締役CEOに就任。設立から4年で、東京を含む4拠点にて6つの自社サービスを展開、事業を拡大している。「どのようにすれば良くなるかを考え、できるまでやり続ける」をモットーにしている。

現在、需要と供給のアンバランスから、深刻なデジタル人材不足が生じている。人材不足の代表的な解決策に、新規採用と外注があるが、DXに関しては新規採用ばかりか外注も難しい。DXを行うためには、その会社の制度や風土を知り抜いていなければならないからだ。

また、DXに限らず製品やサービスであっても、その会社のことを熟知した人材の方がよいものを作り出せる。そこで登場するのが、既存の内部人材にITエンジニアに転換してもらうリスキリングである。

未経験人材をITエンジニアに育て上げる「educure(エデュキュア)」を通じてこれを行っているのが、西本弘昌氏が2019年に設立したLiNew(リニュー)である。

西本氏はもともとIT企業を経営。リスキリングに目を付けたのは、…

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