パソナ、社員3,000人をDX人材に スタッフに寄り添うリスキリング

総合人材サービス大手のパソナではこのたび、サイボウズ社と協力しノーコード・ローコードツールを活用できるデジタル人材の育成に取り組む。事務系のスタッフが多い中で急務となる業務プロセス改善や効率化に向けたスキル構築、そしてその先に目指すものを聞いた。

DX推進で高まる
事務系スタッフのデジタル教育

三ツ田 梓

三ツ田 梓

株式会社パソナ 常務執行役員 エキスパートHR本部長

大江 修平

大江 修平

株式会社パソナ DXテクノロジー本部長

パソナはソフトウェア開発会社のサイボウズと連携し、エキスパートスタッフ(派遣登録社員)を対象とした『kintone(キントーン)認定資格取得講座』を2022年10月19日から開講している。kintoneは、25,000社以上が利用しているサイボウズの業務改善プラットフォーム。ノーコード・ローコードで簡単かつ素早く業務アプリを作成できるため、日々変化する業務にあわせて、現場主導で顧客管理、出張申請、業務日報などの業務改善に取り組むことができる。

「労働者派遣法により、基本的に派遣社員は同じ職場で3年を超えて働くことができないという通称『3年ルール』が定められています。最長でも3年ごとに“転職活動”をする必要があるため、3年後の市場ニーズを見据え、より高度なスキルを身につけて待遇をアップさせたいと考える方が増えています。そのようなエキスパートスタッフが社会に求められるデジタルスキルを習得し、…

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