英語スピーキング力の育成は使える英語力の可視化を起点に
日本人の英語力の低さは長年にわたり問題視されてきた。ビジネスのグローバル化が推進される中、リスキリングによる英語力の強化が急がれているという。その現状と課題を、オンライン英会話サービス事業を行うレアジョブの連結子会社プロゴス取締役会長、安藤益代氏に聞いた。
世界20億人が英語を使う時代
のリスキリング
安藤 益代
DXが加速し、グローバルビジネスが急進する中、英語力強化のためのリスキリングが注目されている。エン・ジャパンによる20代に向けた調査では、約9割がリスキリングに取り組みたいと回答し、その半数は語学スキルの習得を希望していた※。また、レアジョブが20~60代の英語学習者を対象に行った「英会話力と年収に関する調査」では、英会話力の高さと年収の間には相関が認められることが判明した。
30代以上では、英会話力中級以上の人は初中級以下よりも年収が100万円前後高く、中上級では4人に1人が年収1,000万円を超えていたという(図1)。
近年、ビジネスシーンでは英語力の中でも読み書きではなく、商談や会議などでコミュニケーションを深めるためのリスニング力とスピーキング力のニーズが高まっている。その背景にはコロナ禍でスタンダードになった…
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