社会構想大 修了生の声 コンビニ取材の先に見えた社会構想

社会構想大学院 修了生の声

学校法人先端教育機構1号館エントランスにそびえる楠。

コンビニ取材の先に見えた社会構想
― 経験知と学術知を結び、新たな社会的価値を描く ―

吉岡 秀子(

吉岡 秀子(よしおか ひでこ)

ジャーナリスト
短期大学 非常勤講師
社会構想大学院大学
社会構想研究科
2024年入学

記者として現場を駆け回って20年以上。なかでも時代とともに進化するコンビニエンスストアに強い関心を抱き、舞台裏をがむしゃらに取材してきました。いつしか“業界に精通した人”と認識いただくようになり、関連本の出版、メディア出演等、仕事の幅が広がって時間に追われるように。そんなある日、ふと思ったのです。

「私が本当にやりたかったことは何だろう?」

社会構想研究科に進んだのは、この問いと向き合いたかったからです。自分の原点を見つめ直したい。物事の本質を捉えるための学術的な知識を修得したい。そして培ってきた知見を、未来を描く構想力へと昇華させ、少しでも社会に貢献したい――。出願期限ぎりぎり、まさに飛び込むように入学しました。

実務と学びの両立は容易ではありませんでした。しかし、志ある院生のみなさんや各分野の第一線で活躍する教授陣との議論は、何ものにも代えがたい財産になりました。「公共哲学」、「地域イノベーション論」といった科目からは、研究テーマだったコンビニの社会的意義を捉え直す視座を得、また千葉県白子町へ政策提言を行った演習では、院生一人ひとりの専門性を生かし、多角的な視点で地域課題を掘り下げる重要性と醍醐味を学びました。

最も熱中したのは、社会構想報告書の作成です。本報告書は学術論文の形式をとりながら、新たな社会構想の実装計画まで描くもの。私はコンビニを孤独・孤立を防ぐ「コンヴィヴィアル(自立共生)な居場所」へ再定義する構想をまとめました。書くうちに、自身の経験知と本研究科で得た学術知が結びついていく感覚が新鮮で、人生の次の目標に気づくきっかけになりました。

本研究科で過ごした2年間は、本当に濃密な時間でした。キャリアに迷いがあった当時、勇気を出して入学してよかった。ここで得た出会いと学びに感謝しながら、これからも問いを持ち続け、よりよい未来につながる一歩を重ねていきたいと思います。

 

社会構想NEWS&TOPICS

地域の歴史や文化、企業の理念を見つめ直し、新たな価値創造につなげる取り組みが札幌からスタートします。

地域と企業の未来価値を共創する
プロジェクトが始動

左手よりNoMaps実行委員会 事務局長 森村俊夫氏、モリサワ 代表取締役社長 森澤彰彦氏、札幌市 まちづくり政策局長 浅村晋彦氏、社会構想大学院大学 中川哲コミュニケーションデザイン研究科長、社会構想大学院大学 河村昌美教授

札幌市、株式会社モリサワ、NoMaps実行委員会、社会構想大学院大学は、四者連携による「さっぽろを起点とした自社価値構想プロジェクト」を開始しました。
本プロジェクトでは、企業や地域が持つ歴史や文化、理念に着目し、それらを新たなブランド価値へとつなげる構想を実践的に研究します。

 

●社会構想研究科
政策を社会・地域に活かす。

●コミュニケーションデザイン研究科
理念に基づく経営・広報戦略。

●実務教育研究科
実務家教員を目指す。

 

[修士課程]説明会開催
国の助成金授業料 最大9割補助
条件があります。詳細はお問合せください。

今月のセミナー・イベント
https://www.socialdesign.ac.jp/events/