ウイズワン 経営者の人間観こそが共創を持続させる

システム開発業界には、いまなお発注側と受注側の力関係から生じる課題が残っている。ウイズ・ワンの井手浩太社長は、その問題に対して挑戦を続けてきた。それは、技術や仕組み、立場の違いを超えて、人とどう向き合うのかという経営者の価値観が問われる挑戦でもある。

システム開発業界の
構造的問題を問う

井手 浩太

井手 浩太

株式会社ウイズ・ワン 代表取締役社長
長崎県長崎市出身。1998年に長崎大学工学部を中退後、化粧品販売会社に入社。2001年に株式会社ウイズ・ワンへ入社し、IT業界でのキャリアをスタートする。2008年に取締役、2014年に常務取締役を経て、2024年1月、代表取締役社長に就任。

ウイズ・ワンは、1999年設立のシステム開発会社だ。主要取引先は大手システム会社や大手電機メーカー。Webアプリケーション開発を軸に、金融・公共・電力・物流など多様な業界の業務システムを手がけてきた。2023年にはTOKYO PRO Marketに上場し、2023年12月期の売上高は約19億円、従業員は200名を超える。

ウイズ・ワンの代表取締役社長に2024年1月に就任したのが、井手浩太氏だ。前社長の柴田美知男氏のもとで23年余り同社を支え、リーマン・ショックを含む経営の浮き沈みも経験した後、社長を引き継いだ。

その井手社長が、抱き続けてきた違和感がある。…

(※全文:2650文字 画像:あり)

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