発達障害のある子どもたちへの科学的知見に基づく支援方法とは?
2022年に文科省が実施した調査によると、全国の公立小中学校の通常学級において、発達障害の可能性がある子どもが8.8%いるという結果が公表された。様々な特性がある子どもたちを支援する方法を学び、実践し続けてきた小嶋悠紀氏に、その支援方法などについて話を伺った。
大学時代の経験と教師の道を経て
発達支援コンサルの会社を起業
小嶋 悠紀
── 発達障害のある子どもたちへの支援を始めたきっかけをお聞かせください。
小嶋 大学1年生の時、ボランティア活動でADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)など発達障害のある子どもたちに出会いました。その子どもたちは少々コミュニケーションが噛み合わなかったり動作が大きすぎたりしたものの、明るく好きなものもあり、特段大きな問題があるとは思えませんでした。
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