探究学習とキャリア教育 多角的支援で生徒の未来を拓く

「人生の土台になる教育を実現する」を理念に掲げるForaは、これまで50校以上の学校に探究学習プログラムやキャリア教育を実施してきた。教材提供のほか、カリキュラム/単元づくりの支援、出張授業の実施など、教育現場に寄り添った伴走支援をしている。

生徒の主体性が引き出される
「場」の提供を目指して

藤村 琢己

藤村 琢己

一般社団法人Fora 代表理事
中央大学法学部入学後、教育/人材育成への興味から株式会社アクティブラーニング、NPO法人ISL(アイ・エス・エル)でのインターンを経て、2014年1月より一般社団法人全国学生連携機構(JASCA)の立ち上げに参画。その後、2016年4月より一般社団法人Foraを設立し、代表理事に就任。学校の探究学習カリキュラム策定や、官公庁や教育企業との協働プロジェクトに従事するほか、教材制作や学校支援事業を統括推進。

── 2016年4月に法人を設立した背景をお聞かせください。

藤村 背景は大きく2つあります。一つは高校時代の恩師との出会いです。当時は生物の教諭をされていました。生物「を」学ぶのではなく、生物「で」学ぶといったように、「生物」という学問を通して何を身につけるかというコンピテンシーを重視されていました。

(※全文:3506文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。