誰もが「好き」を目指せる社会へ 中高生女子のSTEM分野進学を支援

メルカリ創業者の山田進太郎氏により、2021年に設立された山田進太郎D&I財団。「すべての人が、好きなことを目指せる社会に。」を目指して、STEM分野のジェンダーギャップ改善に向けた奨学金事業等を展開。財団の理念や活動について、最高執行責任者(COO)の石倉秀明氏に聞いた。

ジェンダーギャップ解消を目指し
非営利領域で課題の解決に挑む

石倉 秀明

石倉 秀明

公益財団法人山田進太郎D&I財団 常務理事
COO(最高執行責任者)
2005年に株式会社リクルートHRマーケティングでキャリアをスタート。その後、リブセンス、DeNA、起業などを経て2016年より株式会社キャスター取締役COOに就任(21年より取締役CRO)。創業期よりフルリモートワークで組織を運営し、複数の新規事業の立ち上げ、営業、マーケティング、広報などの管掌役員を歴任。47都道府県、23か国で800名以上がフルリモートワークで働く企業規模にまで成長させ、23年10月の東証グロース市場上場に貢献。24年2月より公益財団法人山田進太郎D&I財団常務理事COOに就任。

── 2024年2月、企業の取締役から、非営利法人である山田進太郎D&I財団のCOOに就任された背景について、お聞かせください。

石倉 2023年11月末まで、800名以上の従業員全員がリモートワークで働く企業、キャスターの取締役を務めていました。リモートアシスタントサービスなど人材事業を運営する同社では、求職者も従業員も9割以上が女性で、その理由を考えた時、日本企業の人事制度の歪な構造に気がついたのです。

(※全文:3738文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。