教育格差・体験格差の解消へ 「スタディクーポン」が描く未来

学習や体験に利用できるクーポンを提供することで、経済的困難を抱える子どもたちに多様な学びを提供するチャンス・フォー・チルドレン。ボランティアや支援員による相談対応など、きめ細かい支援が魅力だ。代表理事の今井氏に教育格差・体験格差解消を目指す取組みを聞いた。

経済情勢の悪化で削られる
子どもたちの“学び”を守れ

今井 悠介

今井 悠介

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事
1986年生まれ。兵庫県出身。小学2年生の時に阪神・淡路大震災を経験。関西学院大学在学中、NPO法人ブレーンヒューマニティーで不登校の子どもの支援やワークキャンプに携わる。公文教育研究会(KUMON)に入社し学習塾の運営に従事。その後当法人設立・代表理事に就任。

── チャンス・フォー・チルドレン(CFC)は、1999年に設立されたブレーンヒューマニティーの一事業だったそうですね。

今井 阪神・淡路大震災で被災した子どもたちを支援する学生ボランティア団体だったNPO法人ブレーンヒューマニティーは、子どもたちを対象にしたレクリエーションやキャンプ、不登校の子どもたちの支援事業などを展開してきました。

(※全文:3150文字 画像:あり)

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