教員不足の解消を目指して公立学校特化の求人サイトを開発

教員不足が深刻化するなか、公立学校の仕事に特化した求人サイト「ミツカルセンセイ」が2024年8月にリリースされた。公立学校の教員不足解消を目指して同サービスを立ち上げた小谷瑞季氏に、起業の背景やサービスの特長、従来の講師登録制度の課題など話を聞いた。

教員不足の課題解決に向けて
大学を休学して起業を決意

小谷 瑞季

小谷 瑞季

合同会社Quicken. 代表
大阪大学法学部国際公共政策学科在籍中に教員不足問題の解決事業に乗り出し、休学。2023年に合同会社Quicken.設立、クラウドファンディングにより約154万円の支援を調達し、公立学校教員求人サイト「ミツカルセンセイ」を2024年8月から開始、開発から運営までほぼ一人で手がける。過去、経済産業省主催の社会起業家アクセラプログラム『ゼロイチ』など数々のプログラムで採択実績がある。

── 公立学校に特化した求人サイト「ミツカルセンセイ」を立ち上げ、合同会社を起業された背景について教えてください。

小谷 大阪大学法学部に在籍中、就活活動を終えた時、環境教育に興味を持っていたので、教育現場へヒアリングや出前授業などの活動をしていました。そうして学校を訪れた際に現場の先生方から「環境教育なども結構だが、教育現場の様々な課題にも目を向ける人が増えてほしい」といった声を聞きました。

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