不登校家庭の孤立をふせぎ つながりを創出するコミュニティ

特定非営利活動法人多様な学びプロジェクトは、学校以外で育つ子どもたちが豊かに育てる居場所のある街づくりに取り組んでいる。代表理事の生駒知里氏自身も、不登校の子どもを持つ保護者だ。不登校過去最多の背景、同団体での独自調査の結果、活動などについて話を伺った。

不登校家庭は孤立、孤独、
終わらない悩みを抱えている

生駒 知里

生駒 知里

特定非営利活動法人多様な学びプロジェクト 代表理事
3歳から18歳まで6男1女の母。「街を学び場に!」をモットーに、学校外で育つ子どもも含めたすべての子どもたちが自分らしく育ち、安心と幸せを感じられる社会をビジョンに、「多様な学び」をみんなの当たり前にするをミッションに活動。学校外で育つ子が平日昼に気軽に立ち寄れる地域の場所、全国550カ所以上を紹介するウェブサイト「街のとまり木」(https://tomarigi.online/)、不登校の不安を安心に変えるオンラインコミュニティー「とまり木オンライン」(https://online.tayounamanabi.com/)等を運営。団体サイト:https://www.tayounamanabi.com/

── 多様な学びプロジェクトを設立した背景をお聞かせください。

生駒 最初は、2017年に任意団体として活動をスタートしました。きっかけは第一子の長男が小学1年生の秋に不登校になった、彼の言葉で言えば「学校を辞めた」ことです。

(※全文:3842文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。