興味の芽を地域で花にする探究スクールが飛騨市に開校

やりたいことがあっても、地方の子どもたちは「田舎ではできない」「仲間がいない」と諦めがちだ。岐阜県飛騨市にあるEdo(エドゥ)は 2023年7月、「自分はやれる」を経験できる場、中高生向け探究スクール「EdoNewSchool」を開校。代表取締役の関口祐太氏に話を伺った。

自分の興味関心を目一杯
深められる学び場が必要

関口 祐太

関口 祐太

株式会社Edo 代表取締役
岐阜県飛騨市生まれ。実家が学校教材販売業を営んでいたため、家業を手伝い、祖父と過ごすことが多く、自然と家業を継ぐことを考えるように。大学では経営を学び、Uターンし家業を継承。2014年よりコーチングを学び、経営者やリーダーに向けたコーチング事業を開始。同時に高校生の探究学習の支援にも携わるようになり、「人の成長に関わる喜び」を知る。教育改革の動向を受け、多くの困りごとが生まれていることを知り、地方の教育現場に貢献すべく、2019年に株式会社Edoを創業。認定キャリア教育コーディネーター。チームフロー認定プロコーチ。

株式会社Edo(エドゥ)は2019年に創業し、社会変革と学校変革の両方に関わる事業を展開。2019年、人口約2.2万人の岐阜県飛騨市において子どもたちを社会総がかりで育んでいこうと、飛騨市教育委員会主導で「飛騨市学園構想」プロジェクトが立ち上がると、スタート時からプロジェクトマネジメント業務を担ってきた。そこに関わる中で、「今後さらに子どもたちの興味の芽が出てた時に、それを地域で安定してサポートできる受け皿が必要だと思った」と代表の関口祐太氏は気付いたという。

「授業も部活動もある中、学校の先生方や、仕事を持つ家庭が伴走しきるのは難しい。それなら地域でその芽を花にしていこうと思うようになりました。そこで興味関心を目一杯深めるための学び場、中高生に向けた探究スクール…

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