生徒と教員が共創する「探究フォーラム」 主体性と行動を支援する環境づくり

120年の歴史をもち、地元・伊丹の誇りともなっている兵庫県立伊丹高等学校では、生徒たちが自身の興味関心を深める「探究フォーラム」を通じて主体性や行動力を養う。教える側・教わる側という垣根を越えた取り組みの経緯を聞く。

企画部を中心に3年間を
通した探究プログラムを計画

松浦 雅代

松浦 雅代

兵庫県立伊丹高等学校 企画部 部長

新学習指導要領に基づき、今年度から高校でも総合的な学習の時間に代わり「総合的な探究の時間(総探)」が始まる。兵庫県立伊丹高等学校では国指定の『SGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)』での5年間と、その後の『ひょうごスーパーハイスクール事業』での2年間で探究活動を先行実施してきた。

家庭科教員である松浦氏は3年前に同校に赴任。全校の総探のカリキュラム・プログラムを策定する企画部の部長を務める。企画部では各学年の総探を企画立案する教員を2名ずつ配置し、…

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