SDGs探究とESDを通し、学校を社会にひらく

横浜市のみなとみらい地区に2018年に新設されたみなとみらい本町小学校。小正和彦校長は「地域と学校をブリッジする」ことを念頭に、地域や企業と子どもたちが学び合う仕組みを構築。就任からこれまでの経緯を聞いた。

民間の教育産業から
公教育に転身

小正 和彦

小正 和彦

横浜市立みなとみらい本町小学校 校長

複合オフィスビルや化粧品メーカーの研究開発拠点、そして自動車メーカーや鉄道会社の本社など、企業が集まるエリアの一角にみなとみらい本町小学校はある。開校宣言に『みなとみらいの資源を活かし、持続可能な社会の担い手を育む』とある通り、周辺の企業や地域住民を巻き込んだESD(持続可能な開発のための教育)に学校全体で取り組んでいる。

校長の小正和彦氏は開校準備から同校に携わり、開校宣言も自身で起案した。

「みなとみらいエリアの人口増加に伴って新設された小学校ですが、…

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