探究経験者による個別最適化したフィードバックで高校生を支援

探究学習の課題として、指導に多大なマンパワーが要ることと、教師自身が高校生当時に探究学習を履修していないことが挙げられる。高校時代に質の高い探究学習に取り組んでいた大学生が、オンライン上で個別フィードバックを行うことで、この2つの課題を一挙に解決するのが、株式会社クアリアの同名のサービスだ。自身がまさに探究経験者の大学生であるCEO/CTOの平田正英氏に話を聞いた。

高校のマンパワーと経験の不足を
補うフィードバックサービス

平田 正英

平田 正英

株式会社クアリア CEO/CTO
慶應義塾大学環境情報学部在籍。高校在学時にアプリ開発やプログラミング教育に関する研究を行い、大学に進学。高校時代の探究活動を通じて、「好きなこと」と「進学」がつながったという経験をもつ。現状の探究学習の問題を共感しあった元ベネッセ社員の芦野恒輔氏と探究学習フィードバックサービスQareer(クアリア)を構想。2022年9月、株式会社クアリアを起業する。現在は探究学習が与える効果について研究し、「学ぶと変われる」と思える高校生を増やすべく日々奮闘している。

変化の激しい時代、あらゆる場所でイノベーションと社会課題に取り組む人材が求められている。主体的に問題解決に取り組む人材の育成は急務となり、2022年度に施行された新学習指導要領では、高等学校での「総合的な探究の時間」が必修となった。

(※全文:2376文字 画像:あり)

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