子どもたちが互いの凸凹を認め合い 相互に響き合える保育環境を実現

神奈川県厚木市の認可保育園「カミヤト凸凹保育園」は、未就学児を対象とする児童発達支援と、就学児を対象とする放課後等デイサービスを行う「カミヤト凸凹文化教室」を併設している。インクルーシブ教育について、同園を運営する社会福祉法人愛川舜寿会理事長の馬場拓也氏に聞いた。

「人生のスタートアップ」には
多様な人と過ごせる環境が必要

馬場 拓也

馬場 拓也

社会福祉法人愛川舜寿会 理事長
1976年、神奈川県生まれ。大学卒業後、アパレル企業に就職した後、34歳だった2010年に、両親が経営していた社会福祉法人愛川舜寿会に参画。2019年4月にカミヤト凸凹保育園を開園、翌年4月に「カミヤト凸凹文化教室」を併設。開園前年の2018年、日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研究科の専門職学位課程を修了。愛川舜寿会では特別養護老人ホーム、デイサービスなど居宅介護支援事業や生活困窮者支援事業を行う「ミノワホーム」や、地域共生文化拠点「春日台センターセンター」を展開している。

── 2019年4月にカミヤト凸凹保育園を開園した背景について、お聞かせください。

馬場 きっかけとなる出来事はいくつかありましたが、第1に、2016年に神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で殺傷事件が発生し、インクルーシブ教育の重要性を再認識しました。

ダイバーシティやインクルージョンは近年、社会的なテーマですが、その教育を先端で実践する役割は保育園が担っていると感じます。0~6歳は「人生のスタートアップ」の時期で、この事件を機に、多様な人々と一緒に過ごせる環境が必要だと強く思いました。当時は、私自身にも就学前の双子の子どもがいました。

(※全文:3455文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。