ゼロから新しい教育をつくる 芸術文化と観光の新大学で新たな挑戦

JTB グループでの事業のほか、数々の公職や大学教員としても活躍する髙橋伸佳氏。「健康」と「観光・交流」が融合したヘルスツーリズムの領域を開拓し、新たな事業や団体を立ち上げてきた髙橋氏は今年4月、ゼロから新しい教育をつくり出すべく、次なる挑戦を開始する。

事業から公職、教育・研究まで、すべてがシームレスにつながる

髙橋伸佳

髙橋伸佳

JTB 総合研究所 主席研究員 兼 ヘルスケア推進室長(ヘルスツーリズム研究所長)
芸術文化観光専門職大学 准教授(就任予定)
順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科 博士後期課程単位取得満期退学(健康科学領域)、明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科修了(マーケティング領域)。大手化粧品会社を経て、株式会社 JTB コミュニケーションデザイン(旧社名ジェイコム)入社。2005年にヘルスツーリズム研究所、2006年に特定非営利活動法人日本ヘルスツーリズム振興機構、2010年にジャパン・メディカル&ヘルスツーリズムセンターを設立。琉球大学 国際地域創造学部 非常勤講師、順天堂大学 スポーツ健康科学部 協力研究員、麗澤大学 経済社会総合研究センター 客員研究員を務める。

JTB 総合研究所の主席研究員兼ヘルスケア推進室長、髙橋伸佳氏の活動領域は多岐にわたる。JTB では長く新事業開発を担当し、同社が2005年に設立した調査・研究組織「ヘルスツーリズム研究所」の所長を務めるほか、2006年に NPO 法人日本ヘルスツーリズム振興機構、2010年にジャパン・メディカル&ヘルスツーリズムセンターを立ち上げ、さらに日本経団連ヘルスケア産業部会委員、経済産業省「医療技術・サービス拠点化促進事業」研究委員など旅や健康にまつわる公職を歴任。また、琉球大学や順天堂大学、麗澤大学で非常勤の講師・研究員を務めるなど教育・研究にも従事している。

多方面に広がる自身の活動について、髙橋氏は「すべてがシームレスにつながっています」と語る。

「事業、公職、教育・研究などの区分けを意識することはなく、すべてがつながっていること自体に意義があります。例えば大学で得たことが企業や NPO で役立ったり、また逆に企業や NPO での経験が大学での…

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