人材開発経験を教育現場へ還流 産学連携のリーダーシップ教育

セレクトショップを運営する企業で人材開発に従事した原田氏は、企業内教育を経て大学教員に。本業と両立しながら、産学連携によるリーダーシップ開発の授業を実施している。原田氏は、自身の経験や知識を還流すべく「生涯教育者であり続けたい」と話す。

人とのつながりを通じて
リーダーシップ開発の教員に

原田 謙太郎

原田 謙太郎

共立女子大学 ビジネス学部 非常勤講師
NTTを経てセレクトショップを運営する企業へ転職し、広報や人材開発を担当。本業の傍、子供も大人も関係なく、関わりの中で「気がつけば学んでいる」という場づくりを教育現場や子育てでも実践。2つの大学で教員を務めるほか、高校生向けの研修も手がける。

セレクトショップを運営する企業で広報を担当する原田謙太郎氏は、販売職から店舗マネジメントを経て、10年程前から人材開発部に異動。同部門の責任者として、所属する組織の枠を越えて学ぶ「越境学習プログラム」など、多様な人材開発プログラムの設計・運用に従事した経歴をもつ。

「現場での育成経験を活かし、一人ひとりの強みと適性を組織に活かしていくことが私の任務でした。勤務先は離職率が低く、従業員に長い活躍を期待する方針なので、商品知識や接客というよりは、将来、どの部署に行っても発揮できる高度な基礎力を育てることに力を注ぎました」…

(※全文:2371文字 画像:あり)

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