働きながら博士号を取得 キャリア転身を実現し、活躍の場を広げる
富士ゼロックスに勤めながら大学院に通い、博士号の取得をきっかけに、キャリア転身を果たした都丸孝之氏。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の特任准教授を務める都丸氏が語る、社会人が博士号を取得する意義、求められる努力とは──。
指導教員とはこまめに研究相談、モチベーションを維持
都丸孝之
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)の特任准教授、都丸孝之氏は富士ゼロックスで働きながら社会人学生として SDM に通い、博士号を取得した。著書『働きながらでも博士号はとれる』には、自身の経験をもとに仕事と大学院生活を両立させ、博士号取得を実現するための実践的なノウハウが詰まっている。
社会人が博士号を取得するためには、体力や気力の維持、時間のやり繰り、仕事とのバランス配分など、さまざまな難題をクリアしなければならない。それでも博士号を取得する意義とは何なのだろうか。
「いろいろな分野を学びながら自己研鑽を重ねる学士課程と違い、博士課程では1つの研究テーマを深く掘り下げます。特定の分野を極めることで、大局的な視野や論理的思考能力が養われる。そうした能力や経験は…
(※全文:2200文字 画像:あり)
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