実務家教員にこそ研究能力を、認証評価から見る採用プロセス

大学や専門職大学院の評価を行う大学基準協会。各専門職大学院の評価を通じて、法令上3割以上の専任教員が求められている実務家教員の実務経験・能力、教育能力、研究能力や採用を取り巻く課題をどの様に感じているのか。大学基準協会の中村安希氏に話を聞いた。

「概ね5年以上」の基準
多様化が進み問われる説明責任

中村 安希

中村 安希

公益財団法人 大学基準協会 評価事業部 評価第2課 課長

専門職大学院を置く大学は、専門職大学院の教育課程、教員組織等その他教育研究活動の状況について、5年以内ごとに認証評価を受けなければならない。

この認証評価を行う機関の一つである大学基準協会は、1947年の設立以来、70年以上にわたって、大学等の評価を行ってきた。

2004年に始まった専門職大学院に対しても、法科大学院、経営系、公共政策系など9つの分野に渡って認証評価を行っている。認証評価を行う団体から実務家教員を取り巻く課題を…

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