頑張る人が報われる社会へ 実務家教員として「実践」を続ける
金融機関や大手グループに勤めながら、その地位に安住せず、大学教員となった今永典秀氏。任期付きポストでの雇用となったが、「気持ちとしては起業したのと同じ」と自身の決断を振り返る。現在も「実践」にこだわり、新設される経営専門職学科で新たなチャレンジを続ける。
大学教員への転身は「起業したのと同じような感覚」
今永典秀
「私自身、大学教員を目指していたわけではなく、好きなことをやっていたら、たまたまその先に大学教員という仕事があったという感じです」
名古屋産業大学現代ビジネス学部准教授の今永典秀氏は自身のキャリアをそう振り返る。今永氏は新卒で住友信託銀行に入社した後、30歳で地元・名古屋への Uターンを決意し、東和不動産(トヨタグループ)に転職した。
しかし、仕事にはやりがいもあったが、物足りなさも感じていた。今永氏は個人の活動として大学生のキャリア支援などに取り組む団体を設立。また、社会人大学院に通って経営学修士を取得した。
「社外での活動に取り組むうちに、『頑張る人が報われる世の中をつくりたい』『名古屋・東海地域の活性化に寄与したい』という思いが…
(※全文:2290文字 画像:あり)
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