日本航空から大学教員へと転身 実務家出身の強みを活かす
日本航空に約8年半勤めた後、大学教員となった戸崎肇氏。自身のキャリアについて、「すべての始まりは、社会人大学院に入学したことでした」と振り返る。戸崎氏は実務家出身であることの強みも活かしながら、研究者としての競争力を高め、活躍の場を広げている。
働きながら社会人大学院へ、海外への留学が大きな転機に
戸崎 肇
桜美林大学航空・マネジメント学群教授の戸崎肇氏は、航空政策をはじめ観光・交通政策などの研究を行い、メディア等での発信も数多い。もともと日本航空の出身であり、約8年半勤めた後に大学教員となった。
戸崎氏は1986年、京都大学経済学部を卒業して日本航空に入社。羽田空港に配属され、その後、福岡に転勤となり営業職に従事した。「空港での旅客業務や旅行会社への営業を担当しました。接遇はとても大事ですし、仕事は楽しかったのですが、当時はバブル最盛期で銀行や商社に就職した友人たちが華々しく活躍しているのを見て、『自分は本当にこれでいいのか』という思いも募っていました…
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