産学連携は学びの舞台、実務経験を活かしたPBLで成果
中国学園大学・佐々木公之准教授は実務家出身の強みを活かし、企業・地域が抱える課題の解決に学生たちが挑む産学連携型 PBL(問題解決型学習)を実践。ゼミ運営にマネジメント手法を導入し、学生たちに「現場・現実・現状」を知ることの重要性を伝えている。
「実務・理論・教育」を経験し、自身のキャリアを拓く
――佐々木先生は民間企業を経て大学教員へと転身されました。なぜ、そうしたキャリアを歩まれたのですか。
佐々木 公之
大学を卒業後、地元・鳥取に Uターンして鳥取銀行に就職しましたが、それは「金の流れ」を勉強することが一番の目的で、将来の夢はベンチャー起業家でした。営業成績でも負けたくなく、営業成績はトップの方だったと思います。
ただ、働き始めて6年が経ち、なぜ銀行員になったのかを改めて考えた結果、視野を広げること、ビジネスアイデアを得ることが大切だと思い、銀行を辞めて海外で MBA 取得を決めました。そして豪州の RMIT 大学大学院(ロイヤルメルボルン工科大学)の MBA コースで学び、その授業の中で宿泊事業のビジネスプランを作成。このビジネスプランを豪州で具体化したいと考え...
(※全文:2294文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。