日本初のデータサイエンス学部、大学と社会を往還する実践的教育

2017年、日本初となるデータサイエンス学部を開設し、文理融合へ舵を切った滋賀大学。ビッグデータの重要性が高まるなか、どのような人材を育成しようとしているのか。カリキュラムの特徴やこれまでの手応え、今後の構想について、全学的なイノベーションを進める位田隆一学長に聞いた。

統計と情報の専門家を擁し、企業・自治体との連携が盛ん

──データサイエンス(DS)学部開設から3年が経過しました。どのような教育を行っているのでしょうか。

位田 隆一

位田 隆一

滋賀大学 学長
1948年2月16日生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程中途退学。フランスパリ第2大学高等研究課程修了(D.E.A)取得。専門分野は国際法・国際機構、国際生命倫理。京都大学大学院法学研究科教授、滋賀大学監事、国際高等研究所副所長等を経て2016年より現職。フランス共和国教育功労章騎士章叙勲など褒章・受賞歴多数。

DS 学部では、大きく3本の柱を掲げています。1つは、ビッグデータを収集・加工し、分析しやすい形に処理する「データエンジニアリング」です。2つめは、加工されたデータを分析する「データアナリシス」です。3つめは加工分析の結果、そのデータがどういう価値を持っているのかを発見する「価値創造」と呼んでいるものです。

現在、専任教員が22名いますが、統計と情報の専門家がそれぞれ約半数ずつと、非常に良いバランスです。加えて若い助教が十数名おり、企業や自治体など外部組織との連携事業や共同研究で活躍してくれています。ここに学生が参加することもありますし…

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