「自律的な学修者」を育てる 学生による学生のための成果可視化
教学マネジメント推進のポイントとは何か、その主体は誰が担うべきなのか。学修成果の可視化のための独自のeポートフォリオの運用など、先進的な取り組みを進める共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長(中央教育審議会教学マネジメント特別委員会委員)に聞いた。
誰のための学修成果の可視化か
大森 昭生
共愛学園前橋国際大学(群馬県前橋市)は、次世代の地域社会を牽引する「グローカルリーダー」の育成を教育目標とする。国際社会学部を置き、5つのコース(英語、国際、情報・経営、心理・人間文化、児童教育)で約1,000人の学生が学ぶ単科大学だ。『大学ランキング2020』(朝日新聞出版)では「学長が教育面で評価する大学」で5位にランクインしている。
2014年度からは文部科学省の大学教育再生加速プログラム(AP)に採択され、教学マネジメント(学修成果の可視化、質保証システムの構築など)への取り組みを加速してきた。
同大学の大森昭生学長は…
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