文理融合の新学部で、民間出身の「副業講師」が活躍

英理女子学院高等学校は、2019年の校名変更と同時に新設した「iグローバル部」の課外講座に社会で活躍するプロ人材を迎え入れた。転職サイト「ビズリーチ」の活用など、ニューノーマル時代に求められる学校の人材戦略の在り方について髙木暁子理事長に伺う。

変化が加速する時代に、求められる人材を育てたい

髙木 暁子

髙木 暁子

学校法人高木学園理事長
慶應義塾大学経済学部卒業。1999年よりトヨタ自動車株式会社、2002年より日本ロレアル株式会社で商品開発やマーケティングを担当。その後、2008年に英・ロンドンビジネススクールで MBA を取得。08年に学校法人高木学園の100周年を機に経営に携わるようになり、翌09年に理事長に就任。

福澤諭吉氏から『学問のすゝめ』の講演を直接聞いて感銘を受けた髙木君氏は、女性が社会に貢献するための土台を作る学びの場として1908年に学校法人高木学園を創立した。以来、100年を超える長きに渡り、常に時代のニーズに応える女性の育成を理念に掲げてきた同学園は2019年4月に校名を「英理女子学院高等学校」に改めると共に、文理融合の教育を実践する新学部「iグローバル部」を設立した。

「改組の理由は大きく2つです。まず、グローバル化、少子高齢化、さまざまな技術革新などが加速化するいま…

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