学校教育から社会人まで女性データサイエンティストを育成

日本社会、企業でニーズが高まる一方で、人材不足が深刻なデータサイエンティスト。その背景には、女性の比率が13%にとどまっていることも挙げられる。多様な分野で活躍し、自身もデータサイエンティストである菅由紀子氏に、女性データサイエンティスト育成の未来を聞いた。

女性データサイエンティストの
育成が必要な理由とは?

菅 由紀子

菅 由紀子

株式会社Rejoui代表取締役
株式会社サイバーエージェント、株式会社ALBERTを経て、2016年に株式会社Rejouiを設立。DX推進支援、データサイエンス教育、データ分析コンサルティング事業を展開。2021年、日本統計学会統計教育賞受賞。データサイエンティスト協会スキル定義委員。現在は広島大学の客員教授としても活躍中。

現在、世界的にニーズが高いにもかかわらず、圧倒的に人材が不足していると言われているデータサイエンティスト。日本にとっても大きな課題となっており、2019年3月に経済産業省より発表された「IT人材需給に関する調査」によれば、2018年の時点で約2万人不足していたデータサイエンティストを含む先端IT人材は、2022年には最大15万人不足すると予想している。

この課題の解決策のひとつとなりうるのが、女性の育成だ。一般社団法人データサイエンティスト協会が2019年に実施した会員向けのアンケートでは、データサイエンティストにおける女性の比率が…

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