ブロックチェーンは総合格闘技?分散ファイナンスの専門家に聞く学びの最前線

DeFi(Decentralized Finance:分散型金融)分野などで、ブロックチェーン技術の応用が着実に進みつつある中で、ブロックチェーン分野において、どういった学びが必要なのか。社会人向けに企業と大学院の双方で、ブロックチェーンを教える斉藤賢爾氏に話を聞いた。

ビジネスパーソン向けに
教育プログラムを展開

斉藤 賢爾

斉藤 賢爾

早稲田大学大学院経営管理研究科教授
株式会社ブロックチェーンハブ
Chief Science Officer
東洋大学文学部卒。コーネル大学より工学修士号 (M.Eng) 取得。慶應義塾大学よりデジタル通貨の研究で博士号 (政策・メディア) 取得。日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 (現 日立ソリューションズ)、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師等を経て現職。一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事、一般社団法人アカデミーキャンプ代表など。主な著書に『2049年「お金」消滅 貨幣なき世界の歩き方』(中公新書ラクレ)。

Web3やNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)といったキーワードで、ブロックチェーンへの関心が高まる中、特にDeFi(Decentralized Finance:分散型金融)分野※で、ブロックチェーン技術の応用は着実に進んでいる。こう話すのは、フィンテックや分散ファイナンスを専門分野とする、早稲田大学大学院教授の斉藤賢爾氏だ。

斉藤氏は、ブロックチェーンハブ社のChief Science Officerとして、2016年の創業当初から同社が提供するブロックチェーン技術関係の教育プログラムやセミナーの講師を務めてきた。現在は、同社が提供するブロックチェーンを使った新規ビジネス構築や自社ビジネスへの適用を目指す技術者・ビジネスパーソン向けの教育プログラム「ブロックチェーンアカデミー」において「ブロックチェーン基盤技術セミナー」の講師を担当している。

このセミナーでは…

(※全文:2077文字 画像:あり)

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