ITエンジニアの採用動向から見る、人材不足の実態と待遇の変化とは?

ITエンジニアの人材不足が指摘されて久しい。政府も高等教育や社会人のリカレント教育などにおいて様々な施策を進めているが、人材不足の実態はどの様な状況なのか。今年7月に『ITエンジニア採用とマネジメントのすべて』を上梓した久松剛氏に話を伺った。

2010年代中盤から続く
慢性的な人材不足

久松 剛

久松 剛

合同会社エンジニアリングマネージメント 代表取締役
博士(政策・メディア)。慶應義塾大学村井純教授に師事し大学教員を目指す。その後、高学歴ワーキングプアを経て、ベンチャー企業3社で、エンジニアや中間管理職を歴任。2022年、合同会社エンジニアリングマネージメントを設立。株式会社overflow Offersデジタル人材総研所長、株式会社アカリク顧問、TECH PLAYアドバイザーなどを兼務。Note「IT百物語の蒐集家」でITエンジニアにまつわる様々な記事を掲載中。近著に『ITエンジニア採用とマネジメントのすべて』(かんき出版)。

── ITエンジニアの採用動向についてお聞かせください。

2010年代前半までは、ITエンジニアの需要の高まりに応じて、未経験者の採用も多く、IT業界は「3K(きつい、帰れない、給料が安い)」などといわれる状況でした。

しかし、2010年代の中盤頃から、アベノミクスによる景気向上や、労働環境の改善、少子化によるプレイヤーの減少、外資系IT企業の採用市場における台頭、DXが注目され様々な企業がITエンジニアを求人し始める等によって、慢性的な人材不足が続いている状況です。

(※全文:2257文字 画像:あり)

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