近畿大学の山崎教授に聞く、体系的なブロックチェーン分野の学びとは?
ブロックチェーンへの関心が高まる中で、ブロックチェーンを基礎から体系的かつ実践的に学ぶニーズが高まっている。2021年6月に『ブロックチェーン技術概論 理論と実践』を上梓した近畿大学教授の山崎重一郎氏にブロックチェーン分野の体系的な学びとは何かについて話を聞いた。
ブロックチェーン技術の原点
サトシ・ナカモト論文とは?
ブロックチェーン技術の原点は、2008年10月に「サトシ・ナカモト」というペンネームで投稿された9頁の論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」(ビットコイン: P2P 電子通貨システム)に遡る。厳密には論文でもない、このホワイトペーパーが、ブロックチェーンというイノベーションの源泉であったが、この文書自体には、ブロックチェーンという用語は使われていない。しかし、ブロックチェーンに関係する重要なキーワードやエッセンスのほとんどが、コンパクトに盛り込まれている。このため、ブロックチェーンを体系的に学ぶ上で、最初にこの論文を読むことが重要だと、ブロックチェーン技術を研究テーマとしている近畿大学教授の山崎重一郎氏は話す
(※全文:2080文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。