コンフォートゾーンを広げる起業家を育てる環境とは?
2018年、ベンチャースタジオとして米国シリコンバレーに設立したMoon Creative Labは、4万4000 人を超える三井物産グループ全社員からアイデアを発掘し、それを具体化するための機能と環境を提供している。
三井物産グループの
ベンチャースタジオ
高田 智之
総合商社の三井物産は「長期業態ビジョン2030」の中で、さまざま産業や業界で、企業や商品を「つなぐ」ことで価値を生むことが多かった総合商社の機能・役割を超え、主体的に0→1(ゼロイチ)のビジネスを「つくる」存在への進化を掲げている。
この実現に向けて同社は、そのための環境を提供するベンチャースタジオとしてMoon Creative Lab(以下「Moon」)を2018年、米国シリコンバレーに設立した。2021年3月には東京都港区に新オフィス「Tokyo Studio」の運用を開始した。
Moonでは、三井物産の連結子会社を含めた4万4000人以上の社員や組織を対象に、Moonが独自開発したデジタルプラットフォーム「SMAP」でアイデアを…
(※全文:1929文字 画像:あり)
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