エンジニアとロボットSIer、次代を担う人財をどう育成するか?

産業用ロボットを活用したFA(工場の自動化)などロボット産業の需要が高まり、多様な分野でのロボットの活用も期待されている。一方、開発を担うロボットエンジニアや、自動化に必要なロボットSIerの育成が課題となっている。学びの最前線からその実態を探る。

国際ロボット連盟(IFR)によると、世界の工場における産業用ロボットの年間設置台数は、2010年から2019年の10年間で3倍以上に増え、38万1000台に達している。

ロボットを活用したFA(工場の自動化)は、生産性向上だけでなく、CO2削減にも貢献できると期待されており、カーボンニュートラルの実現においても日本をはじめ、世界中で産業用ロボットの需要は今後も増していくことが予測されている。

また、大学発ベンチャー等の台頭により、ロボットを活用した新分野のビジネスも登場し、介護領域をはじめ、多様な分野でのロボットの活用が期待されている。

日本は、自動車や電気電子産業をはじめとした製造現場を中心に、ロボットの活用が普及し、…

(※全文:2200文字 画像:あり)

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