AI創薬などのプログラムを展開、東京医科歯科大のデータサイエンス人材育成

東京医科歯科大学の「データサイエンス人材育成プログラム」は、博士課程大学院生や若手研究者、ヘルスケア産業の企業人を対象に、医療や創薬分野で活躍するデータサイエンティストを育成する場となっている。あわせて、起業や新規事業開発に向けた人材育成のプログラムも開講している。

文部科学省のD-DRIVEで
データサイエンス人材を育成

竹内 勝之

竹内 勝之

東京医科歯科大学 統合教育機構 イノベーション人材育成部門 部門長・教授

長谷 武志

長谷 武志

東京医科歯科大学 統合教育機構 イノベーション人材育成部門 特任准教授

飯田 頼嗣

飯田 頼嗣

東京医科歯科大学 統合教育機構 イノベーション人材育成部門 特任助教

東京医科歯科大学は、2017年度に文部科学省の「データ関連人材育成プログラム(D-DRIVE)」に採択された。これを基盤に「医療・創薬データサイエンスコンソーシアム」を組織し、「データサイエンス人材育成プログラム」を開講、大学院生や若手研究者、企業・団体等の人材を育成している。

「私たちが取り組んできたデータサイエンス人材育成プログラムの主な対象は、博士課程大学院生やポストドクターなどの若手研究者でした。しかし、D-DRIVEの制度では一定割合、他の人材も受入れることができるため、医療・創薬・ヘルスケア産業の方々にも受講していただけるようコースを増設しました」

東京医科歯科大学 統合教育機構 イノベーション人材育成部門 部門長・教授の竹内勝之氏は、こう語る。大学やヘルスケア産業等ではデータサイエンティストが不足している状況がある。このような中、東京医科歯科大学が同プログラムで目指すのは、ビッグデータ解析やAI応用、IoTなど「新たなデータサイエンス」の方法論を開拓し、ビッグデータ医療、AI創薬、…

(※全文:2093文字 画像:あり)

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