ビジネスのわかるITエンジニアへ、技術力、教養、コミュ力を磨く
コロナ禍でデジタル化が急速に進む中、ITエンジニアの不足が深刻化している。すでに社会に出た技術者がキャリアアップするには、どのような学びが必要なのか?「高度IT人材」の育成を謳うサイバー大学のカリキュラムから探ってみた。
フルオンラインの大学で
「高度IT人材」を目指す
安間 文彦
ソフトバンクグループが2007年4月に開学したサイバー大学(福岡市)は、すべての授業をインターネットで行う日本初の4年制単科大学だ。2022年5月時点での累計入学者数は1万419名で、働きながら学習を続ける社会人学生が過半数を占めている。世代別に見ると、現役大学生に匹敵する20代がボリュームゾーンなのは当然だが、次いで40代が約15%と、社会人の学び直し意欲の高まりが感じられる。
テクノロジーとビジネスの両面を教えることを基本コンセプトとするIT総合学部(IT総合学科)では、高度IT人材に求められる要素として、①IT活用力、②ビジネス応用力、③コミュニケーション力の3つの力を重視している。
IT分野におけるさまざまな製品やサービスの根幹となる要素技術を理解し、必要に応じて実践的に…
(※全文:2088文字 画像:あり)
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