社会人を対象に世界最高レベルのソフトウェア工学教育を提供
ITエンジニアの人材不足が指摘される中、産学連携で世界最高レベルのソフトウェア工学教育を提供するのが、国立情報学研究所の教育プログラム「トップエスイー」だ。開設以来、実問題への適用ノウハウを身につけた「スーパーアーキテクト」を多数輩出している。
ソフトウェア産業を担う
スーパーアーキテクトを育成
本位田 真一
国立情報学研究所は2004年からITエンジニア向け教育プログラム「トップエスイー」プロジェクトを開始し、産学連携で世界最高レベルのソフトウェア工学教育を提供している。トップエスイー代表で、早稲田大学理工学術院教授の本位田真一氏は開講の経緯をこう話す。
「IoT※のユビキタスコンピューティングという概念は、すでに1990年代から提唱されていました。当時から自動車、家電、ロボット等のあらゆるモノにソフトウェアが浸透していく中で、ソフトウェア技術者の育成が喫緊の課題でした。そのため、2004年に文部科学省の科学技術振興調整費の採択を受け、2年間の準備期間後、2006年度から一期生を迎え入れました」
トップエスイーが目指す人材像は、ソフトウェア工学や計算機科学の知見を十分に活用し課題解決を行える、トップレベルのソフトウェア技術者だ。トップエスイーでは、…
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