最新実務のラーニング・デザイン

知識科学と情報科学の両輪でイノベーションを担う人材を育成

ITエンジニアは常にスキルを磨き、知識をアップデートしなければならない。そんな状況で専門知識を身に付け、キャリアアップを図る手段の一つに大学院がある。ITエンジニアが大学院で学び直す意義とは何か。東京を拠点に東京社会人コースを展開する北陸先端科学技術大学院大学の学びを探った。

幅広い知識と高い専門性を持つ
ITエンジニアを育成

神田陽治

北陸先端科学技術大学院大学東京サテライト長教授
1986年、東京大学工学博士。富士通研究所、富士通を経て、2011年より知識科学系教授。2022年より副学長、先端科学技術研究科長、東京サテライト長。

石川県能美市に所在する北陸先端科学技術大学院大学（Japan Advanced Institute of Science and Technology：以下、JAIST）は、学部を置くことなく独自のキャンパスと教育研究組織を持つ、日本で最初の国立大学院大学として1990年に創設された。

先端科学技術分野をリードする研究者を各界から迎えることで、先端科学技術分野における国際的水準の教育と研究を推進している。JAISTでは、2003年から知識科学と情報科学の社会人向け大学院教育を東京で提供してきたが、それらを統合する新たな複合拠点として、…

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