最新の環境制御システムを間近に、世界基準のトマト営農を学ぶ

農業の担い手不足や高齢化が深刻さを増す中、後継者から新規就農者にまで広く門戸を開くのが、トマト施設栽培のスペシャリストを育成する全寮制の学校「トマトパークアカデミー」だ。運営担当者に開校の狙いやカリキュラムの特徴などについて聞いた。

理論ベースの農業経営で
楽しく儲かる施設栽培を目指す

杵渕 覚

杵渕 覚

株式会社トマトパーク 代表取締役介

田中 祥章

田中 祥章

株式会社誠和 農場事業部 教育事業課 課長

「魅力があり夢が描ける農業社会創り」をスローガンに掲げ、1971年の設立以来、施設園芸の発展に尽くしてきた誠和。同社は、農業用ハウス向けの設備メーカーとして蓄えた知見と自社の研究・開発拠点である「トマトパーク」のスペックを活かし、若い人たちが楽しく農業を学べる場をつくろうと、2016年に「トマトパークアカデミー」を開校した。

「後継者不足が進む中で自給率を保つには、ある程度の広い土地に大きなハウスを建て、効率よく収量を上げていく理論ベースの農業経営に切り替えていく必要があります。勘や経験に頼った昔ながらの農業では、若者を惹きつけることはできません。ITやIoTに慣れ親しんだ世代の人たちが、楽しく取り組めてしっかり儲けられる『時代に合った産業』へと転換するため、人材育成の場をつくろうというのがアカデミー創設の狙いです」と、トマトパーク代表取締役の杵渕覚氏は説明する。

同社は誠和の子会社として、第一農場8,580㎡、第二農場10,800㎡の広大な栽培面積を管理。施設園芸における世界最先端の「試験・研究」、様々な情報を公開する「視察・見学」、…

(※全文:2166文字 画像:あり)

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