世界的デザインスクールをベースにデザインリサーチャーを育成

イノベーション創出の新たな手法として欧米で注目される「デザインリサーチ」を、日本のコンテクストに沿う形で体系化したアンカーデザイン。日本での実践者である代表取締役の木浦幹雄氏に、デザインリサーチの意義や教育プログラム設計のポイントを聞いた。

新規事業創出の新たな手法
「デザインリサーチ」とは?

木浦 幹雄

木浦 幹雄

アンカーデザイン株式会社代表取締役
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科卒。キヤノン株式会社にて新規事業/商品企画に従事したのちCopenhagen Institute of Interaction Designにてデザインを活用したイノベーション創出を学び、帰国後アンカーデザイン株式会社を設立。IPA 未踏事業 スーパークリエータ、グッドデザイン賞など受賞多数。主な著書に『デザインリサーチの教科書』(ビー・エヌ・エヌ)。

昨今、ビジネスにおける幅広い領域で「見た目を洗練させる」意味合いではなく、「企画・設計」の文脈での「デザイン」が注目を集めている。そうした中、イノベーション創出の新たな手法として「デザインリサーチ」の活用が広がりを見せている。

日本では馴染みのない言葉だが、デザインリサーチの実践者であるアンカーデザイン代表取締役の木浦幹雄氏は「欧米では、企業の新規事業創出や製品・サービスの改善、DXの推進、行政サービスや公共施設の改善まで多様な分野で活用されており、専門職であるデザインリサーチャーの求人需要が急速に高まっています。日本でも、新規事業創出や既存プロダクト…

(※全文:2048文字 画像:あり)

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