学校教育からリカレント教育まで広がるデザイン思考の学び
ビジネスのあらゆる領域に「デザイン」が浸透しつつある。なぜ、デザインの力が求められるのか。そのためには、どんな資質・能力が必要で、教育機関等では、どの様な教育プログラムを設計、実践しているのか。「デザイン」を取り巻く、企業や教育機関有等の動向を探る。
新規事業や起業に重要な
デザインリサーチャーとは?
海外では、世界にデザイン思考を広めたデザインコンサルファームのIDEO(アイディオ)や、スタンフォード大学の「d.school」をはじめ、様々な企業や教育機関がデザイン思考を取り入れている。このため、欧米では、新規事業創出やプロダクトの改善手法として、「デザイン」をビジネスに生かすことが当たり前となっている。
日本もこれまで、デザインといえば「見た目を洗練させること」といった考え方が一般的だった。しかし、デザインには「企画・設計」という意味合いがある通り、近年はデザイン経営、UXデザイン、サービスデザインなど、デザインの概念が多様なビジネスの領域に広がっている。2018年の「デザイン経営」宣言(経済産業省・特許庁)も記憶に新しい。
こうした中で、注目が集めているのがプロダクトをデザインするためのリサーチ、…
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