アップデートが早いIT業界、ITエンジニアに必要な学びを探る

ITエンジニアの人材不足が指摘されて久しい。また、進化のスピードが早いIT業界では、経験者でも常に知識や技術のアップデートが求められる。いまITエンジニアに必要な学びとは何か。大学、大学院、民間、産学連携の視点から学びの現状を追った。(編集部)

長期化するIT人材不足と
過熱する採用市場

2030年にはIT人材不足が79万人まで拡大すると予測した経済産業省の発表以来、IT人材不足の声が聴かれて久しい。情報処理推進機構の「DX白書2021」によると、「国内・IT企業のIT人材の『量』に対する過不足感と『質』に対する不足感」(2020年度調査)では、「量」について「大幅に不足している」は16.8%、「やや不足している」は64.2%、合計81%となっている。また「質」は、「大幅に不足している」が22.4%、「やや不足している」は62.6%、合計85%となっており、前年度調査と比較すると、「大幅に不足している」「やや不足している」は減少しているが、依然高い割合を示している(図)。

(※全文:1964文字 画像:あり)

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