スマート農業の普及へ向けて、現場をサポートできる人材を育成

担い手の高齢化や人材不足などの課題を先端技術で解決するスマート農業への期待が高まっている。秋田県立大学アグリイノベーション教育研究センターでは、『スマート農業指導士育成プログラム』を展開。スマート農業の現場実装をサポートする人材の育成に力を入れている。

スマート農業の教育研究拠点
分野を超えた教育・研究を

上田 賢悦

上田 賢悦

秋田県立大学 生物資源科学部 准教授(兼 アグリイノベーション教育研究センター 人材育成チーム)
1997年に千葉大学大学院園芸学研究科修士課程修了後、秋田県庁に入庁。2017年新潟大学博士(農学)。2018年より現職。専門は、農業経営学、農業普及論。著書に『農家・農村との協働とは何か:50のテーマから考える協働学入門』(共著、農文協プロダクション、2020年)。『大規模営農の形成史(戦後日本の食料・農業・農村)』(共著、農林統計協会、2015年)など。

Society5.0時代のスマート農業に関する教育研究の拠点として、2021年4月に秋田県立大学の新しい部局として誕生した「アグリイノベーション教育研究センター(AIC)」。

国内有数の面積(190ha)を誇る農場を活用し、同大学の持つ農学系・理工学系の知見を総動員して、「スマート農業」を切り口に様々な農業モデルを創ることで、労働力不足・後継者不足といった県内農業の課題解決へ向けた道筋を探る。

(※全文:2194文字 画像:あり)

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