嗅覚に着目した環境教育プログラムWWFジャパン「くんくんPlanet」

「くんくんPlanet」は、においの『感覚』とそれを表現する『言葉』、そして動物の生態に関する『知識』を結び付け、野生動物と環境保全に対する理解を深めるプログラムだ。

沖縄こどもの国で実施したワークショップ。実際に動物を見ながら「におい」を確認する

沖縄こどもの国で実施したワークショップ。実際に動物を見ながら「におい」を確認する

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会理事 事業部長。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

グッドデザイン賞というと工業製品だけを対象とした賞と認識されがちだが、最近ではサービスや活動、取り組みのデザインなどまで拡張している。それに伴い、受賞者の属性も変化し、教育機関や自治体、NPO などの参加が増加している。

今回紹介するのは、環境保全団体である国際NGO、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が、美術作家である井上尚子氏らと取り組んでいる環境教育プログラム「においでめぐる動物園~くんくんPlanetに出かけよう」だ…

(※全文:920文字 画像:あり)

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