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令和時代の教育デザイン

本を通した寄付活動「ブックサンタ」　心温まる思い出を届ける

  • 矢島 進二（日本デザイン振興会 常務理事）

NPO法人チャリティーサンタは、様々な困難によって体験格差を抱える子どもたちに、本を贈る社会貢献プロジェクト「ブックサンタ」を展開している。子どもたちに心温まる思い出を届けるその活動は、2024年度グッドデザイン・ベスト100を受賞した。

矢島 進二（やじま・しんじ）

矢島 進二（やじま・しんじ）

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

2024年は家庭の経済的状況などによって、子どもの学校外の体験に格差が生まれる「体験格差」が、社会的にも話題になった。『体験格差』（今井悠介著 講談社現代新書）によれば、低所得家庭の子どもの約3人に1人が、習い事や旅行、スポーツなどの体験が皆無で、現代社会で連鎖する「もうひとつの貧困」と記されている。

（※全文：1328文字　画像：あり）

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