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令和時代の教育デザイン

コクヨのアプリ「Carry Campus」　手書きノートをスマホの中に

  • 矢島 進二（日本デザイン振興会 常務理事）

教育のデジタル化が進んでいるものの、現状ではアナログ情報を単に電子化しただけのものも多い。2022年度グッドデザイン賞を受賞したコクヨの「Carry Campus」は、手書きノートとアプリをシームレスに繋ぎ、学びの体験価値を向上させている。

矢島 進二（やじま・しんじ）

矢島 進二（やじま・しんじ）

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

数々のブランドを擁するコクヨの中でも「Campus（キャンパス）」は同社にとってフラッグシップ的なブランドだ。1975年から販売し誰もが一度は手にしたであろう「Campus ノート」は、累計35億冊を販売する規模をもち、2年前に開設した品川オフィスを「THE CAMPUS」と称していることからも、それはうかがえる。

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