子どもの情熱を形にするクリエイティブ・ミュージアム

パナソニックグループのコーポレートショウルーム「パナソニックセンター東京」が運営する知性を育む科学館、感性を磨く美術館を掛け合わせた施設「AkeruE(アケルエ)」と、そこで実践されている先進的な「アルケミストプログラム」が揃って2023年度グッドデザイン賞を受賞した。

急増する不登校、
教育の基本モデルを見直すべき

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

美術や工学系の教育機関では、3Dプリンターやレーザーカッターは常備品になりつつあるが、それはここ10年で起きた変化だ。アメリカから来たメイカーズムーブメント(2008年頃)が契機となり、FabLab(2011年)、FabCafe(2012年)の誕生の影響が大きく、同時期にドイツから「第四次産業革命」というテーゼが輸入され大量生産だけではなく「カスタマイズ」「パーソナライゼーション」の視点が加味したことも背景にあるはずだ。

(※全文:1301文字 画像:あり)

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