子どもの情熱を形にするクリエイティブ・ミュージアム
パナソニックグループのコーポレートショウルーム「パナソニックセンター東京」が運営する知性を育む科学館、感性を磨く美術館を掛け合わせた施設「AkeruE(アケルエ)」と、そこで実践されている先進的な「アルケミストプログラム」が揃って2023年度グッドデザイン賞を受賞した。
急増する不登校、
教育の基本モデルを見直すべき
矢島 進二(やじま・しんじ)
美術や工学系の教育機関では、3Dプリンターやレーザーカッターは常備品になりつつあるが、それはここ10年で起きた変化だ。アメリカから来たメイカーズムーブメント(2008年頃)が契機となり、FabLab(2011年)、FabCafe(2012年)の誕生の影響が大きく、同時期にドイツから「第四次産業革命」というテーゼが輸入され大量生産だけではなく「カスタマイズ」「パーソナライゼーション」の視点が加味したことも背景にあるはずだ。
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